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右手打ちを直すには…? [剣道]

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前回の要点
④重心の移動が大きい
⑤大振りでしか打てない
⑥右手打ち
⑦動作のタイミングの問題

において④,⑤の説明をしました。面打ちは速さだけでなく、いかにわからないように打つのか、また間合いも考慮する必要があることを述べました。


今回は⑥,⑦の解説をしていきたいと思います。

まず右手打ちに関してですが…

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これは中学生と高校生の実力が大きく離れていることに強く関係しています。何を言いたいのかというと、中学で強かった人でも、この右手打ちが修正できていない人は将来剣道を続けるうえで、壁にぶつかるでしょう。しかし高校生になると(強豪校ほど)右手打ちが修正されるので、効率的な動作を獲得でき、昇段審査や指導者がいなくなった後の剣道の修行の際にとても重要になってくると同時に、これができるようになれば、自分の努力次第で強くなっていけるのです。

まずは右手打ちの特徴から説明していきましょう。

小学生に多い面


右手打ちは、右手を支点にして打つために、剣先の軌道が、左手で打ったときよりも小さくなり、上肢の運動だけでも小さなうちになってしまうのです。飛び込み面がうまくいかない選手は、右手打ちになっている可能性は十分にあります(打ち間に入っているのに、届かないのが特徴)。

また上記に関連しているのですが、右手で打つということは歩くという動作の効率性から考えると、右手が前に出ているので、左足が前に出ないと物理的に体のバランスは不安定になるのです。右手、右足が同時に出ると、身体は捻じれてしまい、次の動作に移るのが極端に遅くなってしまいます。これが左足の引きつけの遅さにもつながるのです。このような不安定な体勢で踏み込むと右足は「戻り足」になってしまうので、踵を痛めたりします。

右手打ちで良いことは一つもないのです。剣道は押切りといって刃を引いて切るのでなく、押して切るといわれています。右手で打つと、振りは小さくなり、戻り足になるため飛距離も小さく、体が捻じれたまま踏み込むので左足の引きつけも遅くなります。最終的には強く打てない、または強く打つために過剰な努力を要するのです。

剣道は基本が大事といわれるゆえんは、ここに一番があると私は思っています。この右手打ちの動作ができないから初心者はなかなか上達しにくいことにもなります。

また右手打ちだと、速く打てて、先を取ったときに打とうとすると、見かけの竹刀の位置が中心にあるだけで、実際に相面など打ち合いになると中心から外れやすく、負けてしまいます。攻めの段階で左手で中心を取ることが大切なんですね。


では右手打ちはどのように直せばいいでしょうか?昔の先生でしたら、稽古が足りない、根性がないといわれるでしょう。

先ほども言いましたように、物理的に安定した状態で踏み込むことができれば、打った後の左足の引きつけも早くなります。なので右足が前に出ているので左手で打つようにすればいいのですが、剣道では右手前と決まっているので、矛盾しているのです。つまりどうすればいいのか、体幹部でこの矛盾を解決するのです。

つまり右の骨盤あたりは、踏み込むために前方へ行き、左骨盤は後方へ向きます。ここからが大切です。右上部体幹(右の肋骨あたり)は前方へ行かないように、左上部体幹(左の肋骨あたり)を前方へ出すように、打つと物理的な矛盾は限りなく解消できるのです。


高段者ほど左が大事というのはこの物理的な矛盾のことを言っているのだと思います。

これは宮崎正裕選手の面打ちですが、早くても実に基本に忠実なのです。
宮崎選手の面
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これらのように右手打ちが生涯剣道を続けるうえでどれだけ大切かを説明してきました。私もこの矛盾に気が付いて右手打ちが修正されるまで一日3時間徹底的に稽古し、3か月後にはようやく基本稽古でできるようになったかなと思ったのですが、それでも地稽古や試合では右手打ちになってしまいます。それだけ難しい技術であり、ぜひ身に着けたい技術であります。


⑦最後は面打ちのタイミングについてです。手と足が同時に踏み込めないのは、数をこなさないと解決するのは難しいでしょう。

あなたは強い選手のことを「よくあんなところで打てるな」とか思ったことはありませんか?実際に高鍋選手や内村選手、畠中選手、勝見選手などほんとうに実力のある選手は、打ってくるタイミングは分からないし、素晴らしい機会で打つのです。

これはまねようとしてできるものではありません。


しかし才能があるから打てるわけでもないのです。これはいかにいつかない体をつくるかが大切になってくると思います。居着かないとは、足が止まることだけではありません。思ったときには体が前進している、打っているといった、打たれる、打たれないの問題だけでなく、自分がいつ打てるのかにすごく関わってくるのです。


これに関して私はどのように稽古すればよいのだろうとずっと考えました。最初は蹴りだしに必要な、左下肢のハムストリングスや腸腰筋、腹斜筋などを促通し使いやすい状態にすればきっと足の運びが良くなるだろうと考えていましたが、違いました。


今日は長くなりすぎたのでこの辺にしておきましょう。最後の話はパフォーマンスにものすごく影響することです。打ちの速さだけが剣道の強さを決めるものではないということが分かってくると思います。それでは今日はこれで終わります。


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ひそかに剣道で全日本を目指そうとしている理学療法士

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